三河大野にある諏訪神社から街道筋に出ると、田舎には珍しい洋風建築の建物が見られます。
この建物は、大正10年代 消防団の屯所として建てられ、 宇連ダムを建設する際(昭和33年竣工)には、警察官の駐在所として使われたそうです。
奥三河地方における数少ない洋風建築として歴史的価値が高く、平成13年に有形民俗文化財に指定されています。
木造総2階建て白い横板が張られた外壁、瓦葺の屋根、そして屋根の上には、遠くを見渡すための望楼が付いています。
この建築様式は「コロニアルスタイル」と呼ばれ、17-18世紀にアメリカで作られたスタイルで、 日本では明治時代に北海道開拓時にアメリカから来日した技術者によって伝わったとされています。
撮影年月日 2017/11/23